仕入れてきた使用済み自動車は、まずこのヤードに運び込み、ストックします。解体処理の前には各車両の車名、エンジンの形式、走行距離、事故の状況などをチェック。同時に使用可能なパーツのピックアップを行います。収集した各車両の詳細なデータは、組合のコンピュータに登録されます。

解体処理を終え、ボディ（＝鉄）だけとなった車両は、全てここに運び込まれ最終工程を迎えます。ニブラ（解体機）で１台ずつ最新鋭のスクラップカープレス機にかけられ、一辺が約60cmのサイコロ状に処理。鉄鋼原料として、国内への供給はもちろん、海外への輸出も行っています。

再利用可能と判断されたパーツを、ここで商品化します。ドア、バンパーなどの外装品は洗浄後に、傷、へこみの目視点検を行い、エンジンなどの機能パーツはテスターを用いて性能をチェック。厳しい点検・性能検査をクリアしたパーツは、その結果によりランク付けされ、共同倉庫で在庫として管理されます。